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メンタル不調の病院の選定

ウーマン

心身不調時の病院の選び方

うつ病は、一昔前までは心の病であると言われていました。このため、心が弱い人がなるみたいな偏見がありました。しかし、うつ病は脳内物質であるセロトニンの減少によって引き起こされる脳の病気です。このため、治療を行うに当たっては、このセロトニンを増やすことが基本になります。しかし、問題は、セロトニンが減っていて、うつ病を発症していることがわからないことにあります。ほかの病気、例えば肝臓の病気であれば、血液検査をした際にガンマGTPの数値が高いなど、検査をすれば客観的にわかります。これに対してうつ病の場合、本人が心身の異常をうつ病に結びつけることができるかが、重要なポイントになります。うつ病の症状としては、心理面では憂鬱な気分などの抑うつ状態が長期間に続くことが、身体面では睡眠障害や肩こり、頭痛などが挙げられます。しかし、人間は誰しも気持ちの浮き沈みがありますので、抑うつ状態であると捉えることができない場合が大半です。睡眠障害や肩こりなどにしても、うつ病とは考えず、他の病院の診察を受けることが大半です。このため、特定の診療科の病院よりも、総合病院の診察を受けた方が、うつ病を見つけてもらうことができる可能性が高まります。診断された後は、専門の病院選択が重要な課題になります。心療内科などは大きな設備がいらないため、比較的簡単に開院することができます。また、ストレス社会である現代社会においては、心療内科の需要も多いので、たくさんの病院や医院、クリニックがあります。インターネットなどの口コミ情報で絞り込むことも一つの手段ですが、症状は人によって千差万別ですので、ある人にとってよかった病院が、自分にはあわないということもあります。ただ、共通して言えることは、検査してはわからない病気ですので、患者の話を聴くことにたくさんの時間を使ってくれる専門医がいる病院を選ぶことが重要です。患者の訴える症状から、薬の種類やその量を決めたりしますので、話に耳を傾けてくれるかどうかは大きなポイントとなります。逆に言えば、あまり話を聴かずに薬をたくさん出すような病院は避けた方がいいということになります。従って、自分にあわないと感じた場合は、病院を変更する方がいいと考えられます。場合によっては、別の病院でセカンドオピニオンを聞いて、自分が通っている病院の治療方針でいいかを確認することも考えられます。また、長期間にわたっての治療が必要な場合が多いので、通院しやすいかどうかも大きなポイントです。通勤途上にある、家の近くにある病院を選択することも重要です。